先日、京都でいくつかのカフェや喫茶店めぐりをしてきました。
まず京都の喫茶店として有名な六曜社。それと、喫茶フランソワ。
↓ こちらご参照ください
【クラシカルとアートを巡る女ひとり旅】〜京都の純喫茶・レトロ喫茶へ
これに続き、もう2軒ほど追記していきます。
ひとつめが、前田珈琲。
前田珈琲は、京都市内に6店舗あります。似たような感じではイノダコーヒも有名ですが、今回はあえて外しました。
その店舗のうち、行ってきたのは明倫店。
こちらは京都芸術センターの中にお店を構えており、閉校してしまった小学校をそのまま利用した教室の中にあります。
つまり、古くなった小学校の教室の中の喫茶店。
小学校が木造の古い校舎であるため、全体に昭和レトロな雰囲気を醸し出しており、ノスタルジックな気分になれます。
テーブル席は満員だったのでわたしが案内されたのはカウンターでしたが、一人の時はむしろカウンターが落ち着くので、それで満足。
ランチにサンドイッチと珈琲をいただきました。結構ボリューミー。
晴れていればテラス席の利用もおすすめ。
この教室の隣には、美術館のパンフやアート情報が手にはいるお部屋もありますので、ご興味のある方はどうぞ。HPはこちらです→★
もう一軒は、進々堂。
こちらも先ほどと同様、市内にいくつも店舗を持つお店。喫茶店というより元々がパン屋さんで、京都の街のあちこちで見かけます。
パン屋さんだけに、パンを主とするメニューがいただけることと、朝早くから開店しているので、モーニングにも適したお店。
インテリアなどは店舗によって異なりますが、全体的にちょっとクラシカルなテイスト。朝から落ち着いてモーニングをいただくには良いのではないでしょうか。
こちらはわたしが行ってきたお店。
お店の前のタイルがかわいくて、パチリ。
さて、旅のテーマが「クラシカルとアート」なので、今回の旅記録の最後として、最後アートな話題を入れ込んでいきます。
先述の前田珈琲は京都芸術センターの中にあると申し上げましたが、こちらでは随時、各種アートイベントやエキシビションが開催されています。
ちなみに今タイムリーに開催されているのは、東アジア文化都市2017京都「アジア回廊 現代美術展」という、かなり大きな展覧。会期は10月15日まで。
ですがこちらの開催場所は、芸術センターのみならず二条城でも行われており、どちらかというと二条城の方に作品が集中しております。
ちなみに二条城は、芸術センターからだと徒歩15〜20分ほど。
なのでわたしは思い切ってこちらを諦め、別の展示を見にいくことにしました。上記の展覧で最も気になっていたのは草間彌生作品だったので、それをよりコアに観ることができる場所があったのです。
そこで移動して向かった先は、祇園。フォーエバー現代美術館。
こちらはつい最近(2017年6月)に新たに開館したばかりの美術館で、なんと常設展示として草間彌生作品を鑑賞することができるのです。
美術館サイトはこちら→★
建物自体も、築100年を超える有形文化財で、元は祇園甲部歌舞練場。そのため建築は日本伝統のもので、日本庭園も擁している立派な建物。
その入り口の真ん前に、どーんといきなり目に入るのが、これぞまさしく草間彌生!なオレンジ色のかぼちゃ。
ちょうど今はこの美術館オープニングの企画展として、2018年2月25日まで草間彌生作品がより多く鑑賞できるようになっています。
詳しくはこちらを→http://www.fmoca.jp/display/index.html
わたしも一通り観てきましたが、この展示、とても素晴らしかった。
伝統文化ガンガンの場所に、草間彌生のポップでキッチュなアートという、その融合の仕方。
撮影できる作品はわずかでしたので、ちょっとだけですが載せます。
これら以外でも面白いなと思ったのは、座禅をする場所があるということ。ちょうど立派な日本庭園が見える廊下に長く、座布団が等間隔にいくつか置かれていて、そこに自由に腰を下ろして足を組むことができるのです。
わたしはスカートだったのでトライしてきませんでしたが、やはりこういうのは外国人の方が興味津々なようで、やっている人のほとんどが外国人の方々でした。
加えて、そこから外の庭園にも出ることができます。赤い和傘が数本置いてあるので、それを使うことも可能。和傘をさして撮影しているカップルも数組いました。緑に赤が入ると、写真映えするのでこれはおすすめです。
建物内にあるミュージアムカフェのメニューも面白そうでした。行かれた方はぜひそちらも楽しんできてください。草間彌生にちなんだ、水玉をつかったスイーツなどもありましたよ♪
カフェのサイトはこちら。かわいいです。→http://northshore-hanafru.com
草間彌生のオープニング展示が大人気のため会期が延長されたので、わたしも期間中に京都に行くことがあれば、もう一度行ってカフェを楽しんできたいなと思っています。
やっぱり京都はおもしろい。
探訪したい場所が多すぎて、何度行ってもその数が減らない。
歴史が違うから当たり前だけど、東京とは別次元の趣がある。
いや、つくづく息子が京都に住んでくれてよかったなと思います。
だって紅葉や桜でホテルの値段が跳ね上がる時期など一切関係なく、わたしはタダで泊まれる宿泊場所を確保しておりますのでね!( ´∀`)
心安らかには泊まれない、恐怖の汚部屋ですけどね!タダより怖いものはないですからね!笑